TOPページ > よくいただく質問
- 修理はできますか?
- プラスティックやガラスと同じように、
漆製品も長年の使用によって擦り傷が入るのは避けられません。
ですが漆製品は擦り傷、打ち傷、欠け、などの修理が行えます。
例えば大切なお椀が真っ二つに割れてしまっても、
漆製品なら元通りに戻すことが出来ます。
この実用性が、輪島塗が【親から子、子から孫へ】と言われる由縁です。
ご相談いただいてから、お見積もりさせていただきます。
※申し訳ありませんが、状態によってはお断りする場合もございますのでご了承下さい。 - 輪島塗はどうして高価なのですか?
- 輪島塗は、124もの工程を経て作られます。
代表的な工程を挙げると、以下のような流れになります。
【木地作り→下地→下地研ぎ→中塗り→上塗り→呂色→蒔絵・沈金】
他にも珪藻土から出来た『地の粉』を使って強化したり、
縁の欠けやすい部分には麻布を巻き補強するなど、
完成品からは見ることが出来ませんが、
バームクーヘンの層のように、内部にひとつひとつ工夫を凝らしています。
また、各工程は完全分業制となっており、
それぞれの熟練した職人がリレーして、輪島塗製品が完成します。
その結果どうしても高価になってしまうのですが、
壊れても修理ができて半永久的に使えるものと考えれば、
それほど高価ではないと私は思っています。 - 日常のお手入れはどうしたらいいですか?
- 難しいことは特にありません。
陶器やガラスなど、普通の器と同じように、中性洗剤で洗って下さい。
気にしていただくのはたった2つだけです。
1. 漆同士を重ねる
2. 拭く時は柔らかい布で
どちらもキズ防止のためです。